不動産業界の導入事例
「日曜の夜に届いた問い合わせを、月曜の朝には返している」
この記事は、Claude(クロード)を御社の業務に組み込む導入支援サービス『ClaudeNow』を不動産仲介に導入させていただいた、営業マネージャー M 様へのインタビューです。
福岡市内で 3 店舗を展開する賃貸仲介業。週末の問い合わせ対応がボトルネックで、月曜の午前中は返信業務だけで終わるのが当たり前だった。ClaudeNow が REINS と当社物件管理 Excel をつないで AI 返信下書きの仕組みを構築。営業マネージャー M 様に経緯を伺った。
お話を聞いた方
不動産仲介 営業マネージャー M 様
従業員 12 名 / 賃貸仲介 / 福岡県・不動産業
BEFORE導入前の課題
土日深夜の問い合わせに翌々日まで返信できず、月の問い合わせの 4 割が他社に流れていた。
AFTER導入後の主な成果
24 時間以内返信率 38% → 100%。問い合わせ → 内見転換率 1.4 倍、契約率 1.2 倍。月曜午前のメール処理時間も 4 時間 → 30 分に。
ClaudeNow が REINS と当社物件 Excel を連動させ、希望条件メールから物件提案文を AI が下書き → 営業が朝一で確認・送信する運用を構築。

01以前は、どんな状態でしたか?
ClaudeNow 編集部
このたびは ClaudeNow をご利用いただきありがとうございました。
まずは今回ご依頼いただいた背景から伺えればと思います。
問い合わせ対応の領域でお困りだったと伺っていますが、導入前の現場で何が起きていたのか、当時の状況を改めて聞かせていただけますか。
M マネージャー
賃貸の問い合わせって、土日の夜に集中するんです。お客さんが SUUMO や HOME'S を見ていて、気になった物件に問い合わせを送る。でも、うちの返信は月曜の昼以降。その間に他社が先に返してしまう、というのが日常でした。月の問い合わせのうち 4 割は『他社で決まりました』で終わっていた感覚。値段でも物件でもなく、返信スピードで負けている、というのが営業として一番悔しかった。
ClaudeNow 編集部
値段でも物件でもなく、返信スピードで負けていた、というのは仲介の現場としては本当に悔しい状況ですよね。
月曜の午前は問い合わせ対応にどの程度のお時間を取られていたのか、もう少し具体的に教えていただけますか。
M マネージャー
完全に潰れていました。月曜は 9 時に出社して、土日に溜まった問い合わせ 30〜40 件を 4 時間かけて 1 件ずつ返信。物件情報を REINS で確認して、希望条件に合うものを 3 つ選んで、メール本文に落とし込む。1 件 5 分以上かかるので、午前中に終わらないこともしばしば。月曜午後にようやく内見準備に入る、という非効率な動きでした。
02ClaudeNow を選んだ決め手は?
ClaudeNow 編集部
月曜午前が完全に潰れていた、というのはマネジメントの立場からも本当に頭が痛い状況だったと思います。
そのうえで、お客様向け返信を AI 化するというテーマには社内に抵抗感もあったかと思いますが、最終的に ClaudeNow にお声がけくださった決め手はどこにあったのでしょうか。
M マネージャー
ありました。『機械的な返信をされたら逆効果』という意見が強かった。ただ、ClaudeNow さんに相談したら『最終送信は人がやる前提で組みましょう』と即答してくれた。AI が下書きまで作っておいて、営業が朝一でチェックして送信、という運用なら現場も受け入れやすかったです。社内の心理的ハードルを最初から織り込んで設計してくれた、というのが他社と違う点でした。
ClaudeNow 編集部
AI 任せではなく人が最後に送信する設計は、お客様への失礼を絶対に避けるためにこちらからも最初にご提案したいところでしたので、そう受け止めていただけて何よりです。
他社さんとも比較検討されていたと伺いましたが、最終的に当社を選ばれた一番の決め手はどこでしたか。
M マネージャー
3 社見ました。決め手は REINS のデータをどう扱うかという点。多くのベンダーは『REINS は触れません、画面コピペしてください』だったり、汎用的な物件提案しかできない。ClaudeNow さんは当社の在庫管理 Excel と REINS の両方を AI に読ませる仕組みを設計してくれて、満室の物件は絶対に提案しない、というレベルまで作り込んでくれました。
03ClaudeNow さんは、どんな進め方をしてくれたんですか?
ClaudeNow 編集部
REINS と御社の在庫 Excel を両方読ませる構成は、満室物件を絶対に出さないという商慣習を守るためにどうしても外せない部分でした。そこを評価いただけたのは嬉しいです。
ここからは、実際の導入プロジェクトについて伺えればと思います。立ち上げまでに ClaudeNow がどう動いていたか、現場から見た印象も含めて聞かせていただけますか。
M マネージャー
ClaudeNow さんが現場に 2 日入って、営業 4 名がそれぞれどう問い合わせ対応しているかを観察してくれました。返信メールの言い回し、物件選定のロジック、お客さんとのチャットのトーンまで全部見てくれて、それを AI のテンプレートに反映。1 週目でデータ連携、2 週目で AI チューニング、3 週目で営業へのトレーニング、4 週目で並行運用、本番開始は 5 週目から、というスケジュールでした。
ClaudeNow 編集部
営業 4 名それぞれの言い回しまで観察させていただいたのは、AI を「自分の癖を分かっている下書き役」にするうえで重要な工程でした。
REINS の取り回しは仲介業ならではの難所ですが、御社側に技術的な判断を求めなくてはいけない場面はありましたでしょうか。
M マネージャー
それは ClaudeNow さん側で全部解決してくれました。REINS の取り回しと、当社の物件管理 Excel との突合の整合性。AI が物件提案するときに満室物件を出してしまうと信用問題なので、ClaudeNow さんが在庫リアルタイムチェックの仕組みまで組んでくれた。当社側で技術的なことを判断する場面はほぼなかったです。
ClaudeNow 編集部
在庫リアルタイムチェックも含めて ClaudeNow 側で巻き取れたのは、まさに狙い通りの形でした。
運用に乗った後、現場の営業の皆様からはどのような反応がありましたか。
M マネージャー
最初は半信半疑でしたが、本番投入後 1 週間で『AI が下書きしてくれる前提で動けないと困る』と言うようになりました。ClaudeNow さんが営業 1 人ずつに 30 分のオンボーディングをやってくれて、自分の言い回しの癖も AI に追加学習させてくれた。今は『自分の AI アシスタント』みたいな感覚で使っています。
04いま、どう変わりましたか?
ClaudeNow 編集部
「自分の AI アシスタント」という感覚で受け入れていただけたのは、私たちにとっても大きな励みです。
導入から数ヶ月経った今、現場の数字としてはどのような変化が出ていますか。返信スピードや成約率の面でお話しいただける範囲で結構ですので、お聞かせいただけますか。
M マネージャー
週末・深夜の問い合わせも、24 時間以内返信率が 100% を超えました。日曜の夜 11 時に来た問い合わせに、月曜の朝 7 時には返信が出ている状態。問い合わせから内見までの転換率が以前の 1.4 倍、契約率自体も 1.2 倍。スピードで勝てるようになっただけで、ここまで数字が動くんだという実感があります。
ClaudeNow 編集部
返信スピードを取り戻しただけで内見転換率と契約率まで動いた、というのは仲介ビジネスの本質を改めて教えてくださる数字ですね。
スピード以外の面、たとえば営業の皆様の働き方にも変化はありましたか。
M マネージャー
月曜の午前中が空いたのが大きいです。今までメール対応で潰れていた 4 時間が 30 分になって、その時間で内見準備や物件オーナーへのフォローができる。営業が本来の仕事に戻った、という感覚。土日に出勤するスタッフも減りました。
ClaudeNow 編集部
営業の方が本来の仕事に戻れた、というのは私たちが一番聞きたかったお言葉です。土日出勤も減らせたとのこと、嬉しく拝聴しました。
最後に、ClaudeNow と次に一緒に取り組まれたいテーマがあれば、ぜひお聞かせいただけますか。
M マネージャー
重要事項説明書の条文チェックを AI 化したいと相談中です。今は宅建士が手作業でやっていますが、ClaudeNow さんが『過去の重説 200 件読ませてリスク条項検出させましょう』と提案してくれていて、来月から設計に入ります。
導入の成果
ClaudeNow 導入前後の比較
返信スピードはそのまま成約率に跳ねる。AI 下書き × 人の最終送信が、不動産仲介の現実解。
主な連携ツール
REINS データGmailExcel