介護・福祉の導入事例
「介護スタッフが、利用者と話す時間が増えた」
この記事は、Claude(クロード)を御社の業務に組み込む導入支援サービス『ClaudeNow』をデイサービスに導入させていただいた、施設長 S 様へのインタビューです。
埼玉県内でデイサービス 2 拠点を運営する事業者。利用者 1 日 35 名に対するスタッフは 14 名。介護記録の負担が現場の悩みだった。ClaudeNow がスマホ音声入力ベースの記録自動化を構築して 5 ヶ月、施設長 S 様に変化を伺った。
お話を聞いた方
デイサービス 施設長 S 様
従業員 28 名 / デイサービス 2 拠点 / 埼玉県・介護業
BEFORE導入前の課題
介護記録 1 名分 15 分 × 35 名/日で、スタッフが利用者と話す時間より紙に向かう時間の方が長い状況。書類疲れで退職が相次いでいた。
AFTER導入後の主な成果
介護記録 1 名 15 分 → 5〜6 分。年間スタッフ退職率 29% → 11%。家族向け月次報告も毎月安定配信に。
ClaudeNow がスマホ音声入力 → AI が当施設フォーマットに整形 → 介護ソフトに自動転記する流れを構築。月次の家族向け報告書まで AI が下書き。

01以前は、どんな状態でしたか?
ClaudeNow 編集部
このたびは ClaudeNow をご利用いただきありがとうございました。
まずは今回ご依頼いただいた背景と、介護の現場で抱えていらっしゃった課題から伺えればと思います。
2 拠点を運営されるなかで、特にスタッフの皆さまを苦しめていた業務があれば、率直にお聞かせいただけますでしょうか。
S 施設長
介護記録の手書きです。利用者一人ひとりの『今日のバイタル、食事量、活動内容、特記事項』を、その日のうちに書く。1 名 15 分として、35 名で日に 8〜9 時間。スタッフが利用者と話している時間より、紙に向かっている時間の方が長くなっていました。介護の仕事に就いた人ほど、この事務に違和感を抱えていて、辞めていく原因にもなっていました。
ClaudeNow 編集部
ご利用者と向き合うために介護の道を選ばれた方ほど、書類業務に追われてしまうのは本当に切ないお話ですね。
記録に加えて、配置基準のあるシフト調整も施設長様のお仕事だったかと思います。そのあたりのご負担はいかがでしたか。
S 施設長
介護は配置基準があって、資格者が常時いないとダメ。28 名のシフトを、有給・休み希望・資格条件を全部加味して組む。これだけで施設長の私が月 20 時間取られていました。家族向けの月次報告書も、本来出すべきなのに時間がなくて月によって遅れる、という状況。
02ClaudeNow を選んだ決め手は?
ClaudeNow 編集部
現場と書類の板挟みで、施設長様ご自身も相当ご無理をされていたのですね。
介護業界では、まだ AI 導入の事例が多くないかと存じます。最初に私たち ClaudeNow にお声がけいただいたとき、率直にどのような印象をお持ちでしたか。
S 施設長
そうなんです。だから期待半分、不安半分でした。決め手は、ClaudeNow さんが現場ヒアリングに来てくれて、スタッフ 1 人 1 人の業務を 1 日見てくれたこと。『この記録は音声で十分です』『このシフト調整は AI が初稿を作れます』と現場の言葉で説明してくれた。汎用的な AI ベンダーとは明らかに違いました。
ClaudeNow 編集部
現場の言葉で語れるかどうかは、私たちもいちばん大切にしている部分なので、そう仰っていただけて嬉しく思います。
今回の中核となった音声入力のアプローチについては、現場の皆さまからどのように受け止められましたか。
S 施設長
現場が手放しで歓迎しました。利用者の対応をしながら、ポイントをスマホに音声で吹き込むだけ。書く作業がなくなることを、こんなに喜ばれるとは思いませんでした。スタッフの退職リスクが目に見えて減ったのは、これが効いていると思います。
03ClaudeNow さんは、どんな進め方をしてくれたんですか?
ClaudeNow 編集部
現場の皆さまに歓迎していただけたことが、その後の効果につながったのですね。
ここからは導入の進め方について伺えればと思います。立ち上げのフェーズで、私たち ClaudeNow が具体的にどのような部分をお引き受けしたかを、施設長様の目線から教えてください。
S 施設長
ClaudeNow さんが、過去 1 年分の介護記録を全部読み込んで、当施設の記録フォーマットを AI に学習させてくれました。スタッフが『田中さん、今日昼食 7 割、午後の体操に積極参加、表情明るい』と音声を吹き込むと、AI が当施設の介護記録フォーマットに整えて、当施設で使っている介護ソフトに自動転記。介護ソフトとの API 連携も ClaudeNow さん側で全部対応してくれました。
ClaudeNow 編集部
介護ソフトとの連携まで含めて、現場のフォーマットに合わせた形で構築できたのは大きな成果でした。
もう一つの大きなテーマだった、ご家族向けの月次報告書については、どのような形で運用に落とし込めましたでしょうか。
S 施設長
ClaudeNow さんが、AI が 1 ヶ月分の介護記録から月次報告書を下書きする仕組みを構築。これを担当ケアマネが確認・微調整して、ご家族に LINE で送る運用。今までは時間がなくて月次報告が遅れていたのが、毎月決まった日に出せるようになりました。立ち上げ後も毎月 ClaudeNow さんがレビューに来てくれて、現場のフィードバックを反映してくれています。
04いま、どう変わりましたか?
ClaudeNow 編集部
毎月の報告が安定して届くようになったというのは、ご家族にとっても大きな安心材料になりますね。
運用が始まって 5 ヶ月ほど経過しましたが、いちばん最初の課題だった介護記録の作成時間は、実際にどの程度変わりましたか。
S 施設長
1 名分 15 分が 5〜6 分に。半分以下です。スタッフが利用者と話す時間、一緒に体操をする時間、本来やるべき仕事に戻れた感覚があります。
ClaudeNow 編集部
数字以上に、スタッフの皆さまが本来の介護のお仕事に戻れたというお話が、私たちにとってもいちばん励みになります。
ご利用者のご家族からは、何かお声をいただく機会はございましたでしょうか。
S 施設長
月次報告が必ず届くようになって、満足度が大きく上がりました。『施設で何をしているか分かるようになった』という声を多くいただいています。営業面でも紹介が増えていて、空き枠が埋まりやすくなりました。
ClaudeNow 編集部
ご家族からの安心が口コミや紹介につながり、空き枠まで埋まりやすくなったというのは、まさに好循環ですね。
副次的な効果として、現場で働かれているスタッフの定着率にも影響はございましたでしょうか。
S 施設長
退職者が大幅に減りました。年間退職率 29% → 11%。介護スタッフは『利用者のために働きたい』人が多くて、書類作業に疲れて辞めていく人が多かった。事務が減ったことで、本来の介護の仕事に集中できる環境になった、というのが大きいです。
導入の成果
ClaudeNow 導入前後の比較
介護現場のスタッフは『人と向き合いたくて選んだ仕事』。事務の AI 化が定着率改善に直結する。