【2026年版】Notion AIで何ができる?7つの基本機能とAI Meeting Notes・Custom Agents活用ガイド
Notion AIは2026年に「Custom Agents」「AI Meeting Notes」「AI Connectors」が出揃い、社内ナレッジを起点にした業務自動化基盤へ進化しました。本記事では7つの基本機能・実務での使い方・Business $18/ユーザーの料金体系・Slack/Google Drive連携を、ChatGPTやClaudeとの使い分けまで含めて解説します。

Notion AIで何ができるかを一文で答えると、社内ナレッジ・Slack・Google Driveを横断検索しながら、文章生成・要約・翻訳・Q&A・議事録作成・タスク抽出・自律エージェントによる定型業務の自動化までを1つのワークスペースで完結できる、企業向けAIアシスタントです。 2026年は「Custom Agents(2026/2/24公開)」と「AI Meeting Notes」が加わり、単なる文章生成ツールから自律的な業務遂行プラットフォームへ進化しました。
本記事を読むと、以下が分かります。
- Notion AIの7つの基本機能と、ChatGPT・Claudeとの具体的な使い分け
- 2026年新登場のCustom Agents・AI Meeting Notes・AI Connectorsの仕組み
- Business $18/ユーザー・Enterprise・Custom Agents Credits($10/1,000 credits)の最新料金体系
Notion AIで何ができる?7つの基本機能を一覧で整理

Notion AIで何ができるかを正しく把握するには、まず公式が提供する7つの基本機能を押さえる必要があります。これらはすべてNotionワークスペースの中で完結し、外部ツールへの貼り付け作業が発生しません。
| 機能 | 何ができるか | 主なユースケース |
|---|---|---|
| 文章生成 | ブログ・メール・企画書の下書き作成 | 提案書のたたき台、社外メール |
| 要約 | 長文ページや会議メモの圧縮 | 週報、議事録、参考資料の要点抽出 |
| 翻訳 | ページ単位の多言語化(日英中独仏など) | 海外チームへのドキュメント共有 |
| Q&A(AI Connectors) | ワークスペース・Slack・Google Drive横断検索 | 「先週の競合調査の結論は?」 |
| 文章編集 | トーン変更・文法修正・短文化 | カジュアル化、英文の自然化 |
| AI Meeting Notes | Zoom/Meet/Teams会議の文字起こし+要約 | 議事録、決定事項とアクションの抽出 |
| Custom Agents | スケジュール/トリガーで定型業務を自律実行 | 競合モニタリング、進捗レポート自動生成 |
社内ナレッジに特化したAIアシスタント
一般的な生成AIがインターネット上の汎用知識をもとに回答するのに対し、Notion AIは自社の議事録・マニュアル・データベースを参照して出力します。社内用語や業務フローに沿った精度の高いテキスト生成が可能です。
権限はNotionの共有設定をそのまま継承するため、閲覧権限のないページの内容は出力に含まれません。情報漏洩リスクを抑えながら全社展開しやすい点が、Notion AI最大の強みです。
ChatGPT・Claudeとの使い分け
AI活用を推進する上で、Notion AI・ChatGPT・Claudeの位置付けを明確にすることが重要です。Notion AIは「社内情報の検索・要約・定型業務の自動化」に強く、日々の業務フローに組み込みやすい設計です。
一方、Claudeは「複雑な論理的推論・長文の深い分析・コーディング支援」に強みがあります。社内情報の整理や共有はNotion AI、専門的なリサーチや複雑な意思決定支援はClaudeを使う、という適材適所の連携が組織全体の生産性を最大化します。
AIエージェントの基本的な仕組みや、従来の生成AI(ChatGPTなど)との違いについてさらに詳しく知りたい方は、ChatGPTエージェントとAIエージェントの違いとは?仕組み・モードの使い方を完全ガイドをご覧ください。
実務で役立つNotion AIの使い方5選

Notion AIで何ができるかを実務に落とし込むには、効果が出やすい5つの使い方から始めるのが近道です。いずれも30分程度で試せ、すぐに業務効率の改善を実感できます。
1. AI Meeting Notesで議事録を自動化
Notionデスクトップアプリの「AI Meeting Notes」を使うと、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議音声をリアルタイムで文字起こしし、Notion AIが要約・決定事項・ネクストアクションを自動抽出します。会議終了と同時に議事録が完成するため、書記担当者の工数を実質ゼロにできます。
抽出されたタスクをデータベースに連携させると、担当者・期限付きで自動的にタスクボードに追加されます。Zoom連携の具体的な手順は、【2026年版】Notion AI議事録の作り方|ミーティングノートでZoomを録音→要約→タスク化まで自動化で解説しています。
2. 文章作成とトーン変更
企画書・ブログ・メールの下書きをNotion AIが作成します。既存文章を「プロフェッショナルに」「カジュアルに」と指示するだけで瞬時に書き換えられ、社外向け文書のトーン統一にも有効です。
プロンプトの例:
顧客への謝罪メールの下書きです。より丁寧でプロフェッショナルなトーンに修正し、改善案の提案を1段落付け加えてください。
3. 翻訳と文法チェック
海外資料や仕様書をNotion上で直接翻訳できます。英文の文法チェックや自然な表現へのブラッシュアップも一瞬で完了し、別の翻訳ツールを開く手間が省けます。
ページ全体を翻訳しても元のレイアウトを保持するため、海外チームへのドキュメント共有や多言語マニュアル整備に直結します。
4. 表データの作成と情報整理
箇条書きや雑多なメモから整理された表(テーブル)を瞬時に生成します。例えば他社ツールの比較情報を貼り付け、「比較表にしてください」と指示するだけで見やすいフォーマットへ変換可能です。
プロンプトの例:
以下の製品の特徴と価格に関するメモを、「製品名」「料金」「主な機能」「メリット」の4列の比較表に整理してください。
5. AI Connectorsで外部ツールを横断検索
Notion AIのQ&Aは、AI Connectors(コネクター)でSlack・Google Drive・Jiraなどと連携します。「先週Slackで共有された競合調査の要点は?」と尋ねると、Notion・Slack・Google Driveを横断検索し、引用元のリンクを添えて回答します。
複数アプリを行き来せずに必要情報へ到達できるため、情報検索にかかる時間を月数時間規模で削減できます。AI Connectorsの利用にはBusinessプラン以上のNotionワークスペースオーナー権限とSlack側の管理者権限が必要です。
2026年に登場したCustom Agentsで定型業務を自律化

2026年2月24日に公開された「Custom Agents」は、Notion AIで何ができるかを大きく書き換えた最新機能です。人間の指示を待たず、スケジュールやトリガー条件で24時間自律稼働するAIチームメイトとして動作します。
Custom Agentsの仕組み
各エージェントには「読み取り・書き込み権限」「使用するツール(Notion / Slack / Mail / Calendar / MCP連携)」「実行スケジュール」を個別に設定します。一度設定すると、人間が毎回プロンプトを与えなくても定型業務をこなし続けます。
代表的なユースケースは以下です。
- 毎朝、競合ブログの新着記事を要約してSlackに投稿する
- プロジェクトDBの遅延タスクを毎週月曜にレポート化する
- 営業案件の進捗を四半期末に自動集計しエグゼクティブサマリーへ整形する
- AI Autofillでデータベースのカラムを自動更新する
権限はNotionワークスペースの共有設定を継承し、すべての実行ログが残るうえ、変更は元に戻せます。Enterpriseプランではゼロデータ保持にも対応しており、社外秘の情報を扱う部門でも導入しやすい構造です。
料金とプラン要件(2026年5月時点)
- Custom Agents本体: 2026年5月3日まで無料、5月4日から $10 / 1,000 credits の従量課金(Business/Enterpriseプランで利用可能)
- 必須プラン: Notion Business($18/ユーザー/月、年契約 $15/ユーザー/月)または Enterprise(個別見積)
- AI機能の組み込み: 2026年から従来の「Notion AI add-on($8/月)」は廃止され、Notion AIはBusiness/Enterpriseプランに統合済み。Free・Plusプランでは新規でAI add-onを追加できません
無料プランやPlusプランで運用していたチームがNotion AIをフル活用するには、Businessプラン以上へのアップグレードが必須となるため、移行計画を立てるタイミングで料金体系を再確認することが重要です。
身近な定型業務の自動化やAIエージェントを活用したさらなる工数削減の事例については、ビジネスのAI活用事例5選|身近な業務で週5時間削減+効果測定の記録テンプレも併せて参考にしてください。
導入効果を最大化するプロンプトと情報基盤
Notion AIのポテンシャルを引き出すには、適切なプロンプト設計と参照データの整備が欠かせません。ツールの導入だけで終わらせず、社内ナレッジを最新かつ正確な状態に保つことで初めて成果が出ます。
高品質な出力を得るためのプロンプト運用
期待通りの結果を得るには、「コンテキストの事前共有」「トーン&マナーの指定」「出力形式の定義」をプロンプトに含めることが基本です。Notionのデータベーステンプレートにカスタムプロンプトを組み込むと、優れたプロンプトをチーム全体で共有でき、属人化を防げます。
より実践的なAIへの指示方法については、【2026年版】AIエージェントのプロンプトとは?書き方6要素とそのまま使えるテンプレート例も合わせてご確認ください。
AIが参照する社内ナレッジの整理
どれほど優れたAIツールを導入しても、参照元データが整理されていなければ正確な回答は得られません。社内のドキュメントや議事録をNotion上に集約し、最新かつ正確な状態に保つことで、Notion AIの出力品質が大きく向上します。
整理の指針は以下の3点です。
- 重複排除: 同じトピックの古い議事録・マニュアルをアーカイブする
- 構造化: データベース化して属性(部門・プロジェクト・更新日)を付与する
- 更新ルール: 四半期ごとに最終更新日が古いページを棚卸しする
エンタープライズ水準のセキュリティとガバナンス
企業のDX担当者がAI導入で最も懸念するのが機密情報の漏洩リスクです。Notion AIは、ビジネス用途に耐えうる強固なセキュリティ基盤を備えています。
学習データへの非利用とコンプライアンス準拠
Notion公式の発表によれば、ユーザーの入力データやワークスペース内のプライベート情報がAIモデルの学習に利用されることはありません。SOC 2 Type 2およびISO 27001認証に準拠し、HIPAAコンプライアンスにも対応しています。
Enterpriseプランでは追加で ゼロデータ保持(Zero Data Retention) を選択でき、AIプロバイダー側にプロンプトや出力データが残らない構成にできます。Custom Agentsの実行も全件監査ログとして残るため、ガバナンス要件の厳しい金融・医療業界でも導入が進んでいます。
よくある質問(FAQ)
Notion AIは無料でどこまで使えますか?
2026年現在、Notion AIはBusinessプラン($18/ユーザー/月、年契約 $15/ユーザー/月)以上に統合されており、無料プラン(Free)やPlusプランでは新規で利用できません。既にAI add-onを契約しているチームは引き続き利用可能ですが、新規購入経路は閉じられています。導入検討時はBusinessプランの試用、あるいは年契約による割引を活用するのが現実的です。
既存のNotionデータはAIの学習に使われますか?
Notion公式の発表によると、ユーザーの入力内容やワークスペース内のプライベートデータがNotion AIモデルの学習に使用されることはありません。Enterpriseプランではゼロデータ保持にも対応しており、機密情報を扱うビジネス用途でも安全に活用できます。
ChatGPTやClaudeとどう使い分けるべきですか?
Notion AIは「Notion内に蓄積された自社データの検索・要約」「Notion上での文書作成」に特化しています。一方、インターネット上の最新情報の検索や複雑な論理推論、プログラミング支援はChatGPTやClaudeを活用するのが効果的です。両者を併用し、社内情報はNotion AI、外部情報や高度な分析はClaudeに任せる二段構えが最も生産性を高めます。
Custom AgentsとAI Meeting Notesを使うのに必要なプランは?
両機能ともBusinessまたはEnterpriseプランで利用可能です。Custom Agentsは2026年5月4日から $10/1,000 credits の従量課金が始まります。AI Meeting NotesはBusinessプラン以上で追加料金なく利用できます。
Slack・Google DriveとのAI Connectors連携で必要な権限は?
Slack連携にはNotionワークスペースのオーナー権限とSlackワークスペース管理者権限の両方が必要です。Google Drive連携も同様にNotion側のオーナー権限と、連携対象のGoogleアカウントの認可が必要となります。
まとめ
Notion AIで何ができるかを2026年版で整理すると、以下の3層構造で捉えるのが分かりやすいでしょう。
- 基本機能(7つ): 文章生成・要約・翻訳・Q&A・編集・AI Meeting Notes・Custom Agents
- 拡張機能(AI Connectors): Slack・Google Drive・Jiraなど外部ツール横断検索
- 自律機能(Custom Agents): スケジュール/トリガーで動く24時間稼働のAIチームメイト
導入効果を最大化する鍵は次の4点です。
- 社内ナレッジ活用: 散在する情報を一元化し、AIが参照できる質の高い情報基盤を構築する
- 外部ツール連携: AI Connectorsで情報検索とワークフローを効率化する
- AIエージェントとの併用: Notion AIで社内情報を整理し、ClaudeなどでAIエージェントによる高度な分析を行う適材適所の運用
- 堅牢なセキュリティ: SOC 2・ISO 27001・HIPAA・ゼロデータ保持で機密情報を安全に扱う
Businessプラン以上が前提となる料金体系へ移行した今、Notion AIの導入は単なるツール選定ではなく「社内ナレッジ整備とプロンプト運用ルールの設計」を含む組織変革です。本記事の機能マップを起点に、まずはAI Meeting NotesとQ&Aから試し、定着したらCustom Agentsで定型業務を自律化していく段階導入をおすすめします。




